外国人採用コラム

特定技能外国人採用企業インタビュー【北海道/農業分野】

2022年08月26日 | 外国人採用コラム
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【北海道/有限会社オオネ道下農業様】

インドネシア、ミャンマーから北海道へやって来た若者たちに、
日本の父として“教える”、そして“支える”。
未来を見据えた経営の視点と、外国人社員が日本で成長する姿を見守る、あたたかい視線のその先には――

(北海道帯広市 オオネ道下農業 大根畑にて/2022年8月撮影)

北海道の十勝地区、帯広市で大根を中心とした野菜の生産を行う農家、オオネ道下農業様。
約140ヘクタール(東京ドーム約30個分)の広大な土地で、大根・長いも・ゴボウの生産をしています。
農業が盛んな北海道の中でも大規模な農場で、北海道の開拓初期から120年を超える長い歴史があります。
長い歴史を持ちながら、今日まで農場を継続してきたオオネ道下農業様は、農業技術の機械化だけでなく、人員確保の面でも時代の変化への対応力が非常に高い「進化を続ける農場」と言えるでしょう。
今回は、特定技能外国人の受け入れの実情と、社員管理システムの導入について、オオネ道下農業 参事で外国人社員の採用、労務、支援の責任者である廣田様(写真右)にお話を伺いました。


会社の人手不足を打開するため、外国人社員を採用することにした。
日本でキャリアアップを目指し、活躍してほしい。

――まず初めに、現在外国人の従業員が何名いらっしゃるか教えてください。

合計19名です。

内訳は、技能実習生2名(中国出身)、特定技能1期生9名(ミャンマー及びインドネシア出身)、2期生8名(インドネシア出身)。1期生のうち4名は、(オオネ道下農業ではない)他社で技能実習を経験し、今回特定技能に移行しました。また、現在2022年冬に来日予定の特定技能3期生を迎えるため、申請書類作成中です。

――今回、特定技能の方が入社する前に、外国人を採用したことはありましたか。

過去、数年技能実習生(中国)を雇用してきました。しかし、技能実習生であっても何かしらの理由で途中帰国などがあり、期待した定着率は得られなかった。人手不足は深刻で、日本人の季節職員だけでは6月から10月の収穫期を賄いきれなかった。

――特定技能の方が入社する前は人手不足をどのように補っていらっしゃいましたか。

以前は日本人の出面(でめん)さん(※北海道では、農作業の仕事の手伝いをしてくれる主婦層を「出面さん」と呼ぶ。)で賄っていたが、年々その数も減り、出面さんだけでは収穫期を乗り切れなくなっていた。

2021年から、本格的に技能実習から特定技能に外国人労働者全体をシフトしていくことに決め、インドネシアから採用を始めました。

――外国人を採用する前に、外国人採用に関して、心配、不安なことはございましたか。また、入社後それは実際にはどうでしたか。

特に心配や不安な点なかったです。

――外国人社員の皆様を採用するにあたり、重視していること・注意していることはありますか。

うちの会社がどういうことをやりたいか、という話をすることと、会社として守ってもらいたいことを事前に話しています。仕事に対する意欲や目的を見失わないためにも、伝えることは重要ですね。(採用され来日する外国人の方は)オオネ道下農業の仲間です、一員ですということを話しています。会社の一員として、自分の役割を考えて行動してほしいということ、自己中心にならず人のことを考えて行動してくださいということ、そして自分から行動してほしいということの三つを守ってほしい、それがうちの会社のルールですよ、という話をします。それができるようになれば、日本で他の会社に転職することになってもある程度「できる」人になるんじゃないかなと思っています。話してみると、ちゃんと彼らも意味をわかってくれます。彼ら(インドネシア人)も、日本人と似たところはあるんじゃないかな。

大根の収穫機に乗る外国人社員の皆さん

――特定技能の方々は、仕事は指示通り問題なくできていますか。社員同士で、雑談などの機会はありますか。外国人社員と、日本人社員のコミュニケーションの様子を教えてください。

日本に来て間もない外国人社員に対しては、日本在住5年目の先輩社員が通訳をしたり、支援責任者である自分がやさしい日本語で話しかけたりしています。仕事中は忙しいですが、仕事が終わった後や昼休憩時には和気あいあいとした雰囲気でみんながコミュニケーションをとっていますよ。

――特定技能の方に求めること、これから上達・向上してほしいことはありますか。

オオネ道下農業では、特定技能雇用は3年間と決めており、4年目以降の雇用は予定していません。3年の間に日本語能力試験 N2(※日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができるレベル。通訳・翻訳の仕事に就く人がいるレベル感。)と普通自動車免許を取得し、特定技能の他分野の試験に合格するなどより給与条件のいい就職先に転職してほしい。

そのため、試験受検のための時間の捻出等は勤務時間内であっても融通を利かせ、キャリアアップへのサポートをしています。

(2022年7月に来日した特定技能1号で働くインドネシア人のエンドラさん(左)アブドゥルさん(中央)アリさん(右)/社員寮にて)

音楽を聴かないのに音楽アプリの月額を払い続けるか?
意味のないサブスクをやめる。
書類の管理・保管から解放された。

――現在、TalenAsiaシステムを導入いただき、特定技能外国人の管理を自社で行っていますが、以前は登録支援機関に委託していましたか。

はい。しかし、全然音楽を聞かないのに音楽のサブスクで月額定額を支払っているような無駄を感じ、委託するのをやめました。帯広の農地は市街地からも遠く、こまめな支援を定期的に行うことは物理的にも難しい。また、登録支援機関に委託していたときも空港への出迎えや役所等への同行は支援責任者(※廣田様)がやっていたので、このサブスク意味ないじゃん、と感じました。

――登録支援機関への委託から自社支援へ切り替えるにあたり、不安や心配なことはありましたか。
また、実際に自社支援切り替え後、その不安や心配はどうでしたか。

(心配や不安は)特にありませんでした。事前ガイダンスは現地送り出し機関の通訳によるインドネシア語による解説をつけているが、それ以外の日本での支援は先輩社員がしっかりサポートできているので問題ないです。

――自社支援をすることで、会社側・従業員側問わず何か変化はありましたか?

技能実習も特定技能も監理団体や登録支援機関から、こちらが期待する支援を十分に受けているとは感じられていなかったので、自社支援の形の特定技能に切り替えたことで採用費、労務費を大幅に抑えることができました。「特定技能は給与の負担が大きい」という声もあるようだが、たとえ、技能実習生より給与額が上がったとしても、外国人社員を採用する経費全体で見ると、かなり改善ができました。

初年度の技能実習生と特定技能の費用(給与)以外を比較すると、

初年度の技能実習生と特定技能の費用(給与)以外を比較すると、
●技能実習 約70万円…送り出し費用(採用費、渡航費、渡航準備費用等込み)+月額監理費3万円/人
●特定技能 約30万円…採用費・渡航費・渡航準備費・初月食費(約3万円))
+特定技能人材の来日後支度金

こちらが期待する支援が十分に受けられていないのに(登録支援の委託)費用を毎月支払う無駄がなくなり、外国人労働者を雇用することに対して抱えていたモヤモヤが晴れ、雇用者側も気持ちよく雇用ができるようになった。

――TalentAsiaシステム導入の経緯を教えてください。

自社支援をしていく上で、入管(※出入国在留管理庁)への提出書類のExcel管理への限界を感じていた。入管からの問い合わせ等にも適切に対応するためには何かシステムを入れたほうがいいと考え「特定技能、管理ツール」でウェブ検索した際に、「TalentAsiaシステム」を見つけたので、問い合わせをしました。

――TalentAsiaシステムを利用してみて良かったことはありますか。それはどのような点ですか。

入管からの問合せ対応もスムーズに情報確認でき、よかった。書類の管理・保管から解放された。

――TalentAsiaシステムに今後期待していることはありますか。

入管提出書類のインドネシア語(併記)対応。

――ありがとうございました。


※インドネシア語を含む、提出書類の10か国語併記対応は2022年12月リリースを予定しております。

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