外食/宿泊業実績インタビュー

【東京/外食】日本で働く外国人インタビュー[ベトナム出身/特定技能1号]

2023年03月01日 | 外食/宿泊業実績インタビュー
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夢は自国で日本料理のレストランを開くこと。
特定技能1号人材として、東京都渋谷のお店で働くベトナム出身の女性に、
びっくりしたことやがんばりたいこと、仕事への思いを聞きました。

会社概要

株式会社HUGE 様
〇外食分野
〇従業員数 
 1288名(2022年12月現在) 
〇全国 
 31店舗(2023年2月現在)

東京・横浜を中心に京都・沖縄など国内に31店舗のレストランを展開する株式会社HUGE様。
RIGOLETTO(リゴレット)をはじめ、画一的なチェーン店には無い個性豊かなレストランを運営しています。

はじめに

特定技能1号の外国人社員が最初に入社したのは2022年7月。東京都渋谷区、MIYASHITA PARK(宮下パーク)にあるアジアンレストラン「DADAÏ THAI VIETNAMESE DIMSUM(ダダイ タイ ベトナメーゼ ディムサム)」に、ベトナム出身の女性、PHAM THI NGAN(ファム・ティ・ガン)様が配属されました。
今回は、NGAN様に来日の経緯や実際に働いてみて感じていることなどをお伺いしました。

スタイリッシュなユニフォーム姿のNGAN様

〇PHAM THI NGAN(ファム・ティ・ガン)様
〇ベトナム出身
〇キッチンスタッフとして2022年7月に入社

来日したきっかけ

――本日はお忙しい中、インタビューをさせていただきありがとうございます。早速、最初の質問です。今、日本に来て何年ですか。

2023年で、3年半です。

――来日したきっかけを教えてください。

 親戚のお兄さんが日本で働いていて、お兄さんは日本を気に入ったみたいでいろいろな話をしてくれました。
私もその話を聞いてから、YouTubeで日本の動画を見て、日本の景色や日本の料理を好きになりました。だんだん日本に行ってみたいと考えるようになって、来日することにしました。

――旅行や留学ではなく、日本で働こうと思ったのはどうしてですか。

 親戚のお兄さんが日本で仕事をしていて、日本人とベトナム人は仕事に対する考えや仕事の進め方が違う、ということを教えてくれました。話を聞いて日本人の働き方に興味を持ち、私も日本で働きたいと思いました。

――初めて日本に来た時は、どんな暮らしをしていましたか。HUGEで働く前はどんな仕事をしていましたか。

 初めは栃木県に住みました。技能実習生として来日して、農業をやりました。なす、にんじん、さつまいも、いちごなどを育てました。私の両親はベトナムで農業をやっているので、農業は身近な仕事でした。

現在の仕事

「これからも、もっといろんな仕事を担当できるようになりたい」

――今はどんな仕事をしていますか。仕事の日、朝起きてから寝るまで、どんなスケジュールか教えてください。

※ヒアリングをもとに㈱タレントアジアにて作成

――日本で実際に、社員として働いてみてどうですか。

 イメージしていた通りです。

――家族は皆さんベトナムで暮らしていますか?家族は、NGANさんが日本で働くことをどのように思っていますか。

 家族は農業をしている両親と、姉がベトナムに住んでいます。兄は台湾で仕事をしています。
家族は日本を安全な国だと考えていて、そこで私が暮らすことは安心できると思っていますし、私が日本で働くことを、家族はいつも応援してくれています。

――仕事で苦労している点や大変なところはありますか。これから、どんなことをがんばりたいですか。

 入ったばかりの時、前の仕事(農業)と比べて仕事のスピードが速くて少し大変でした。入社して半年経った今は、仕事のスピードにも慣れました。これからも、もっといろんな仕事を担当できるようになりたいです。
今はアペタイザー(前菜、冷菜)とデザートができるようになったので、ストーブ(焼き物、煮込みなど火を扱うもの)とディムサム(点心)をできるようになりたいです!

――同僚には何と呼ばれていますか。一緒に働くメンバーとはどんな話をしますか。

NGAN(ガン)ちゃんと呼ばれています。お店のメンバーはみんな名前で呼び合っています。

中華鍋を振る姿を撮影してもらったほうが良い!とアドバイスをくれるNGAN様の同僚の男性はスリランカ籍。スタッフ同士の仲の良さが伺えます。

――HUGEに入って6か月ですが、その6か月の中でいちばんびっくりしたことはなんですか?

 外国人のスタッフ、外国人のお客さんがとても多いことです。スタッフはスリランカ人が3人いて、みんな日本語と英語がとても上手です。

――入社して3か月で昇給したと聞きました。自分が昇給すると聞いたときどんな気持ちでしたか?昇給する前と後で仕事に対する気持ちは変わりましたか?

 昇給すると聞いたとき、びっくりしました。もっと仕事をがんばりたい、と思いました。

――「この仕事おもしろい!」と思う時はどんな時ですか。反対に、「もっと頑張ろう!」と思うのはどんな時ですか?

 入社して2か月半ぐらいのころ、アペタイザー(前菜、冷菜)だけでなくデザートの盛り付けや、ストーブ(焼き物、煮込みなど火を扱うもの)の仕事にも関わることができるようになって、おもしろいと感じました。他のメンバーはなんでもできるので、私も早くみんなのようになりたい、と思います。

インタビュー時の笑顔とは打って変わって真剣な表情で仕込みを行うNGAN様。

将来の夢

――今、ベトナムでは日本料理は人気がありますか?
ベトナムの若い人は、家族や友達と外食するときどんな料理を選びますか?

ベトナムでは、お寿司、ラーメン、お好み焼きなど日本の料理は人気があります。
ベトナム人がベトナムで外食するときはベトナム料理やしゃぶしゃぶ、焼肉はとても人気があります。
ベトナム人が日本で外食するときは日本の料理だけでなく、タイ・ミャンマー料理、ラーメンも人気です。

――NGANさんはよく外食しますか?

1か月に3回ぐらいします。
今住んでいる家の近くに友達が住んでいるので、その友達が好きなラーメンに行くことが多いです。
今のお店にも、前の仕事の同僚が食事に来たことがあります。
前の仕事をしていた時の、栃木県の農園の社長もお店に食事に来てくれました。

――HUGEがベトナムにお店をオープンするならどんなお店がいいと思いますか?

うーん・・・。何がいいかな・・・。
ベトナムでお寿司は人気がありますが、高級品です。
生魚を食べない人もいるので、生じゃないお寿司はいいかもしれません。

――NGANさんの将来の夢は何ですか?

 日本人のシェフから働き方や料理を教えてもらい、将来はベトナムで日本料理のレストランを開きたいです。
まずは、今のお店でスリランカ人のリーダーのようになりたいです。彼はPCの入力や、アペタイザー・デザート・ストーブなど(セクションを問わず)発注もできます。彼のように、なんでもできるようになることが目標です。

――夢をかなえるための一歩をまさに今踏み出したところですね。実現できるよう、是非これからもがんばってください!本日はお時間いただきありがとうございました。

インタビュー後、店舗シェフの小林様(写真左)との撮影で満面の笑みを見せてくれたNGAN様。
職場のメンバーとのやり取りからも、お店に馴染んでいることが伺えました。

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※内容は取材当時2023年2月時点のものです。

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